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執筆者の写真鈍 拓男

スーパーマンではないよ

むかし盲学校に勤務しているとき

対外的に視覚障害について説明する役割もしてました

視覚障害者でない私が…まぁそれはさておき


いろいろそれなりに調べたり勉強したりして話を組み立てました

盲学校には視覚障害の教員もいますので

その方々と日々接する中で感じたこととか

おもしろいこととかも話に織り交ぜてました

飲んで酔っ払っても家に帰れるとか


ある会で視覚障害について知ってもらおうと話をする際に

生まれつき全盲の同僚にも同席してもらいました


そこでどんな話をしたかは忘れましたが

自分が話した後にその同僚にコメントを求めました

そしたら

「自分はスーパーマンじゃないごく普通の人だ すごく何かができるわけではない」

というようなことを会場のみなさんに向けて言われました

その時の口調は優しくさらっとしたものでした


それを聞いて正直ショックでした

自分は障がいのことを特別視してないつもりでしたが

全くそんなことなく

無意識のうちに特別視してたんだなぁと大反省しました


ということを

ふと思い出しました


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