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執筆者の写真鈍 拓男

『街場の教育論』その③

更新日:2023年1月1日

大学で行われる教育についても言及されてます

最近(といっても2008年の書籍ですから…)大学生の学力が低下してきた

新入社員が使いものにならない

それは大学から90年代に「教養教科」のようなものが無駄なもの扱いをされ

なくなったことに関係しているのではないかと

1年生から専門科目ばかりするようになったと

そのことについてちょっとまとめ切らないので引用します


”大学一年から専門の勉強ばかり四年間やれば、たしかに、ある種の特殊な器具を操るとか、ある種の計算式を使うとか、そういうことには熟練します。でも、「で、きみは何をやっているの?」という非専門家からの問いにはうまく答えることができなくなる。だって一年生の時からずっと「内輪のパーティ」にしか参加したことがないから。他のパーティではどういうふうにふるまっていいかわからない。他の分野の専門家とアイディアの交換をしたり、学際的なコラボレーションの仕組みを考案したりするためには、どうしたって非専門家に自分の専門の「おもしろさ」を説明できなければならない。”


それからはせめて1、2年の間は教養をと戻ったそうですが…


大事なのは共通の科目で分野を超えて共有できる知的な共通基盤を作り出すこと

”他者とのコラボレーション”する能力だと

なるほど


自分が学生だった頃はどうだったんだろう?

自分は他者とコラボできてるのか?

などなど疑問は尽きませんが…


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