かんべむさし『車掌の本分』
中学校の国語の教科書に載ってました
小さい頃からアウトドア派で?本を読む習慣がまったくなかったので
教科書は小説などに触れる唯一の機会でした…
この作品をふとした時に思い出しました
他に思い出す作品などないんですが
ここ数年やたらと心をチクチクしてたんです…
気になりすぎて昨年購入してしまいました…
読んで納得
”やっぱりそうだよなぁ〜””わかる〜””本分かぁ〜…”
当時はどんな気持ちで読んだのか
どんな感想をもったのかわかりませんが
現在の私の心は深くえぐられました…
作品はこんな感じです(拙いですが…ネタバレにもならない程度ですが知りたくない方はスルーしてください…)
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登場人物は 若手のサルと年老いたサル(これを本当は先に言わない方がいいんですが…)と遊園地の支配人と飼育員
遊園地に人気のモンキートレインがあって
そのトレインの運転手が若手のサル
車掌が年老いたサル
その二人は過酷なトレーニングを乗り越えた優秀なサルで
モンキートレインは人気でどんどん乗る人が増えてきました
支配人は当然もっと儲けるためにサルの休憩時間を減らす
飼育員はそれに対してサルがノイローゼになってしまうと苦言を呈す
そこで休憩時間をこれ以上減らさずに車両を増やすことに
結果5両だった車両が30両になった
若手のサルは忙しいことに不満を言いつつもバナナ(給料)のために淡々と業務をこなす
年老いたサルはトレインに乗りたくないと言う
それでもしばらく乗り続けていたのですが
とうとうオリから出なくなった
飼育員は「だから忙しくてノイローゼになって言ったでしょう!」と支配人に詰め寄る
…
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あ〜やっぱりこれ以上は読んでいただきたい(すみません!)
年老いたサルがトレインに乗らなくなった理由は「忙しい」とか「給料が少ない」とかいうことではないんです
理由は…
きっと現在の私と重ね合わせたのかなぁ…年老いたサルの気持ちがわかる…
車掌の本分、読みました。
今年度は思ったことができなかったな〜。
自分と重ねて考えてしまいますね。
とりあえずAmazonで購入してみました。明日届くそうです。