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車掌の本分

更新日:2021年5月2日

かんべむさし『車掌の本分』

中学校の国語の教科書に載ってました

小さい頃からアウトドア派で?本を読む習慣がまったくなかったので

教科書は小説などに触れる唯一の機会でした…


この作品をふとした時に思い出しました

他に思い出す作品などないんですが

ここ数年やたらと心をチクチクしてたんです…

気になりすぎて昨年購入してしまいました…



読んで納得

”やっぱりそうだよなぁ〜””わかる〜””本分かぁ〜…”


当時はどんな気持ちで読んだのか

どんな感想をもったのかわかりませんが

現在の私の心は深くえぐられました…


作品はこんな感じです(拙いですが…ネタバレにもならない程度ですが知りたくない方はスルーしてください…)

登場人物は 若手のサルと年老いたサル(これを本当は先に言わない方がいいんですが…)と遊園地の支配人と飼育員

遊園地に人気のモンキートレインがあって

そのトレインの運転手が若手のサル

車掌が年老いたサル

その二人は過酷なトレーニングを乗り越えた優秀なサルで

モンキートレインは人気でどんどん乗る人が増えてきました

支配人は当然もっと儲けるためにサルの休憩時間を減らす

飼育員はそれに対してサルがノイローゼになってしまうと苦言を呈す

そこで休憩時間をこれ以上減らさずに車両を増やすことに

結果5両だった車両が30両になった

若手のサルは忙しいことに不満を言いつつもバナナ(給料)のために淡々と業務をこなす

年老いたサルはトレインに乗りたくないと言う

それでもしばらく乗り続けていたのですが

とうとうオリから出なくなった

飼育員は「だから忙しくてノイローゼになって言ったでしょう!」と支配人に詰め寄る

あ〜やっぱりこれ以上は読んでいただきたい(すみません!)


年老いたサルがトレインに乗らなくなった理由は「忙しい」とか「給料が少ない」とかいうことではないんです

理由は…


きっと現在の私と重ね合わせたのかなぁ…年老いたサルの気持ちがわかる…

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