「視線入力と発達?…」にも投稿してましたが
子どもってすごいんだなぁと改めて思いました
そういや大学時代のテキスト(?私は当時読んでませんでしたが)にも書いてあったなぁと
深津時吉・会津力・小杉洋子『発達心理学』ブレーン出版,1998
こちらをパラパラめくると書いてありました
(こちらのテキストは入門編という感じで読書が苦手な私にも優しい仕様になってます)
ピアジェは乳児期の発達初期の認知を感覚運動的知能と呼んでますが
その中で「表象の働き」が出現すると言ってます
いつものとおりざっくりですが
・第1次循環反応_動作の繰り返し→上手になる→外界との積極的な関わり=行為そのものに関心
・第2次循環反応_手を開く→物が落ちる→繰り返す=行為の結果に関心が向けられて繰り返す
・第2次循環反応の起こる時期に表象の働きが出現する
こんな感じです
手を見つめてグーパーグーパーをする赤ちゃん
それ自体に興味があったのが
ものをつかんでパーをした時につかんだ物が落ちる
それに興味を持ち何度も握っては落としを繰り返す
その過程の中で「これをはなすと落ちる」ということを
頭の中でイメージするようになる…
だとすると今さらですが
やはり肢体不自由のある子どもや知的に遅れのある子どもにとってここはハードルが高い
握ってはなすという行為だけではないですが
具体的にものを操作するという行為
握ったり触ったり叩いたりなど
そこが制限されている子どもが多い
ある意味学ぶ機会を奪われている
ならばそこを何とかするのが教育ではないかなぁとか思ってやってきたんですが
どうなんでしょうかねぇ…
視線入力をなぜ使うの?という問いに対して
「自分の意思でものを自由に操作できるようにするために使う」
「第1次循環反応→第2次循環反応を引き出すために使う」
「表象の働きを引き出すために使う」
という答えもあると思うんですよね…
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