タイトル負けしそうなのでこのタイトルは今回のみということで…
結局は視線入力をどう使うか?どのように使うか?どういう意図で使うか?
が大事で使う方がそれを明確にもっているかどうかが鍵だと思うのですが
「知的障害と肢体不自由のある子どもに視線入力は有効か」
この動画の中で(特に1:00:35ぐらい〜)中邑先生のコメントが始まりますが
1:15:30ぐらい
認知発達(表象機能や象徴機能)に重い障がいのある子どもへのテクノロジーの活用と軽度の子どものそれは分けて考えるべき
とありました
それはまさにそのとおりで
そこは常に意識していきたいと思っていますし私なりに意識していたとは思いますが…
しかしなぜその子に視線入力を?って聞かれたら
「直感です」としか応えられなかったし今でも明確な根拠はない…
だけどこの子は使えるこの子は使えないと判断するために
何か指標のようなものを作るかどうかの議論は必要ないかなと思うんです(あ、誰も言ってませんね…)
ただ明確な根拠というものがあるとすれば「発達」かなと思います
昔から発達を学びなさいとよく言われたものです
それを実践してきたかどうかは…?ですが
今からでも遅くはないので少しずつ学んでいきたいと思いました
さて以前に購入して全く読んでなかった書籍
ウーシャ・ゴスワミ著,岩男卓実,上淵寿,古池若葉,富山尚子,中島伸子訳『子どもの認知発達』株式会社新曜社,2003
が手元にありました
せっかくなので読んでみようとペラペラめくりました
乳幼児の認知について
様々な実験(模倣や形の弁別など)が書いてありました
いやぁ〜赤ん坊はあなどれないなと改めて感じました
この章のまとめとして次のようなことが書いてありました
新生児でさえも,視覚システムと筋肉知覚システムの情報を同調させることができる。というのは,彼らは生後1時間以内でも顔の表情の模倣ができるからである。うまく模倣できるのは,乳児期に表象能力,すなわち知識を内的に表現する能力が存在することを示しているだろう。これをふまえると,認知を形成する基礎単位は,すでに出生時に用いることができると主張せざるをえないたろう。
なるほど
私がかつて担任した訪問教育の生徒の授業を始めた頃、母親が「宝塚の動画は最後まで見ていた」と言っていました。そこから宝塚の男役の動画で視線入力の教材を作り始めました。女役だと眠って(心を閉じてしまいます。)その後、中島みゆきだと目を覚ますとことも分かりました。母親の直感などもけっこう参考にしたことを思い出しました。